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へそヘルニア(でべそ)の治療をしています

2021.1.21

へその緒が取れたあと、周りの筋肉が閉じないため、泣いたりしておなかに力が入るとおへその下から腸が入り込み、おへそが飛び出す状態が「へそヘルニア(でべそ)」です。

ほとんどの方が1歳までに治るため、従来は1歳ごろまで様子を見ていて治らなければ外科的治療をしていました。
しかし、でべそが治っても、へそ周辺の皮膚がたるんでしまうことがあるため、近年ではへそを圧迫する圧迫療法が行われるようになっています。
方法としては、綿球でおへそを圧迫して上から透明フィルムテープを貼ります。これを1週間に1回交換し、腹圧がかかっても、おへそが飛び出なくなれば終了となります。生後1〜2ヶ月頃にできるだけ早い時期に治療を開始した方が改善率は高くなります。
また、貼っているフィルムテープによる皮膚のかぶれが起こることがありますが、テープの使用をやめると改善します。
当院では、今まで小児科外科や形成外科の先生にご紹介をしていましたが「でべそ」のご相談を多くいただくため圧迫療法を開始しました。
1ヶ月健診などで指摘を受けられた方、気になられている方はどうぞお気軽にご相談ください。

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