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オミクロン・ステルスオミクロンと
5〜11歳 新型コロナワクチンについてQ&A

2022.3.2

●オミクロン・ステルスオミクロン株についてのご質問

ステルスオミクロン株が広がっていると聞いています。どのようなウイルスで、どのような特徴があるのでしょうか。またどのような感染対策をとればよいのでしょうか?
★ステルスオミクロン株はオミクロン株の一部が変異したもので、BA.2と呼ばれています。外国ではオミクロン株を検出する方法を使用しているため、このBA.2が検出できずステルスオミクロン株と呼ばれていますが、日本ではPCR検査の方法が海外と違うため、ステルスオミクロン株も検出することができます。

★従来のオミクロン株より、感染力が18%高まっていると言われています。
重症化についてはまだ不明ですが、入院率の変化はないようです。

★ワクチン効果について詳細は不明ですが、オミクロン株ではワクチン効果が低下すると言われており、ステルスオミクロン株も同等と言われています。

★感染を予防するためには1人ひとりが今までの対策をきっちりととることが大事です。
3密の回避、マスク着用、手洗いや手指消毒をきちんと行うことです。
マスクを外した時に感染しやすいことから、会食を避ける、会食時は会話を控えることも大事です。
またワクチンで感染予防・重症化予防ができるので3回目の接種が重要です。
オミクロン株は重症化しないと言われているので、かかっても問題がないのではないでしょうか?
確かにデルタ株よりオミクロン株は重症化しにくいと言われていますが、感染力が強いことから感染者が増えています。感染者が増えると重症者も増え、重症化のリスクのない成人や小児の重症者も出ています。
また高齢者を中心に亡くなられる方も急増しています。このように軽症者から感染し、重症化する方もいることや、感染者が増えることにより適正な医療が提供できなくなることを避けるためにも感染しないことが大事です。

●5〜11歳の新型コロナウイルスワクチンについてのご質問

子供への接種の効果はどのぐらいありますか?
国内で5〜11歳を対象とする接種されるワクチンはファイザー社製となりますが、海外では、5〜11歳の小児に対する同ワクチンの発症予防効果が90%以上と報告されています。
ただ、新しい変異ウイルス(オミクロン株やステルスオミクロン株など)の有効性を示すデータはまだ十分には得られておらず不明な点もあります。
大人では熱が出たり腕が痛くなったりしましたが、子供も同じような副作用が出るのでしょうか。
米国のデータとなりますが、発熱が1回目7.9%、2回目13.4%でした。
また接種部位の何らかの局所反応が2回接種後で57.5%と、成人に比較すると低くなっており、小児で副反応が強く出ることはないようです。
子供にもワクチンを接種しほうが良いのでしょうか?
ワクチンの効果、副反応の出かたには個人差があります。
小児では軽症、無症状の方が多い反面、酸素投与などが必要な中等症から重症になるお子様もおられます。
そのため、ワクチンを接種するべきかどうかは、発症予防、重症化予防、後遺症予防というワクチンのメリットと、ワクチン副反応などのデメリットについて、保護者様にはご理解いただき、できるだけお子様とも話し合い決定いただけたらと思います。
家族に基礎疾患のある者や高齢者がいます。この場合、子供にワクチン接種をした方が良いでしょうか?
まず、お子様が重症化しやすい基礎疾患がある場合(日本小児科学会HPに掲載しています)はワクチン接種で感染予防することも大事なことと思います。いつも診ていただいている主治医の先生のご意見を聞かれ、保護者様とご本人様で充分検討して決定していただければと思います。
また、ご高齢者や基礎疾患を有する方とご同居のお子様については、家庭内感染予防の対策の1つとしてワクチン接種がありますので、その点を踏まえて考えてみてください。

※今回の5〜11歳未満の方への新型コロナワクチン接種は強制ではありません。あくまでご本人やご家族が希望される方への接種となります。
ご決定される際には日本小児科学会も参考にしてみてください。

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