大阪府茨木市の小児科医院「すぎた子どもクリニック」。

最新学会情報

第91回日本感染症学会 第65回日本化学療法学会の合同学会 東京にて

平成29年4月6日と7日に参加させて頂きました。
感染症と感染症治療などについて約700題の発表がありました。
その中で、現在国内のあちこちで発生している麻しん・風しんについての発表がありましたので、ご報告させていただきます。

麻しん・風しんの事業所内での流行について

3.職場での麻しん・風しん対策の課題

麻しん風しん予防のためには抗体検査をして、抗体の無い従業員にはワクチンを実施すれば解決するのですが、その点については以下の問題がありました。

  • 職場の感染症対策として、国から健康診断時の麻しん・風しんの抗体検査の実施や予防接種の費用補助、抗体検査陰性の人は感染リスクが少ない職場に変更するなど対策に取り組むようにと指導されていますが、抗体が無い従業員は感染リスクが高い対面接客などの配置ができなくなること、また従業員が自ら希望する業務に配置できなくなり、特にスーパーのように雇用時に配置が決まっている職種では現実として実施は困難である。
  • 会社が予防接種を指示した場合、予防接種を拒否する従業員に対してどうするのか。免疫がつくまでの間の業務をどうするのか。また、勤務期間の短い従業員に対してはどうするのかの問題があります。
  • 抗体検査、予防接種の費用は莫大なものとなり、会社の負担が大きい。
  • 予防接種によって重篤な副作用が出た場合の責任の所在はどこにあるのか。

などの問題点があり、職場における対策の現在の結論としては、入社前より麻しん・風しんの免疫を持っていることが望ましい。そのためには小児科にMRワクチンを2回きちんと受けていることが重要であるという結論でした。

Dr.sugita一言コメント

職場での麻しん・風しん予防には子供のころのMRワクチン接種が重要であることが分かりました。大人になってからも、職場における集団発生を防ぐことにも役立つんですね。

昨年はMRワクチンが不足し、接種を勧めたくも接種できず、心苦しい時期がありましたが、今後はこのようなことの無いように厚生労働省も現状をより把握してほしいと思い、現場の私たちも気をつけたいと思います。

また、保護者の皆様には忘れずに、きちんとMRワクチンを子供たちに接種してあげて下さい。ご自身の子供たちが病気にうつらないだけではなく、1歳未満の赤ちゃん、病気でワクチンを受けたくて受けられない方や、免疫の落ちている方々を病気から守るためにワクチンは是非とも接種をお願いしたいと思います。

1昨年度の関空の麻しんの集団発生

22013年の風しん流行について

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