大阪府茨木市の小児科医院「すぎた子どもクリニック」。

最新学会情報

成人への予防接種が世界レベルから遅れていることについて

日本の予防接種制度は世界レベルと比較するとかなりの遅れをとっていましたが、ここ数年で子供に対する予防接種はやっと世界レベルに近づくことができました。
しかし成人の予防接種については米国などの先進国に比べかなり遅れをとっています。米国では小学生から成人に対しても接種スケジュールを作成し、広く告知し接種を進めていますが、日本においては今の段階では接種に対して積極的な対応はしていません。

例えば百日咳について、米国では成人の百日咳の増加を受け7歳以降は成人型三種混合ワクチン(Tdap)を7歳から18歳までに1回(場合によっては3回)接種を奨めていますし、また不活化ポリオワクチンも4〜6歳で1回追加接種をしています。

予防接種は病気予防のため、また周囲に感染を拡大し流行を防ぐことが目的ですから、どの年齢に置いても行われるべきものですが、日本では成人になってから予防接種を受けるという意識が未だ薄く、予防接種=子供のものという意識が根強いためかと思われます。
これは国など行政が努力をしなかっただけでなく、医療従事者も積極的に情報の提供など努力を怠った結果と思われます。
奇しくも、今、日本では風疹が成人男性を中心に流行しています。風疹は感染すると脳炎脳症にて死亡することがあるだけでなく、妊婦が感染すると生まれた子供に障害が出てくる恐れがあるため、成人の方々に予防接種を勧めています。今後このような状況にならないためにも、これからは小学生から成人までの予防接種を世界と同じレベルにするために医療従事者、特に感染症を専門とする者、医療現場に携わっている者が正しい情報を社会に提供し、また行政にも働き掛けていく必要があると思われました。

Dr.sugita一言コメント

ここ数年で肺炎球菌、ヒブ、ロタ、子宮頸がん予防ワクチンなど予防接種の数が多くなり、スケジュール上、一度に複数のワクチンを打つ同時接種受けられる方が増えました。ようやく世界レベルに近づいたと嬉しく思います。
しかし学童期以降、成人の予防接種についてはまだまだです。昨年度で終了しましたが麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)の第3期中1で接種率が約70%、第4期高3での接種率は60%に届きませんでした。接種対象者の一部の方に予防接種の重要性をご理解いただけなかったのは残念でした。
当院では今、成人の方の予防接種を実施しています。予防接種をしていない、病気になった記憶がない方は接種されることをお勧めいたします。

戻る
オンライン順番予約
携帯電話からでもご予約いただけます。ぜひご利用下さい。
予防接種・乳児健診予約
予防接種・乳児健診予約は専用サイト(主治医ドットコム)をご利用ください。
問診票ダウンロード
すぎた子どもクリニック診療時間
住 所〒567-0035 
大阪府茨木市見付山1丁目1-40-8TEl072-645-7333FAX072-645-7330
リクルート
リンク集

ページの先頭へ戻る