大阪府茨木市の小児科医院「すぎた子どもクリニック」。

最新学会情報

インフルエンザ

新型インフルエンザもインフルエンザA(H1N1)2009と名称が変わり、季節型となりました。
昨年より新たに吸入薬、点滴薬と抗インフルエンザ薬も発売になりました。
今回の学会でもインフルエンザの話題が多くありました。
その中で、A(H1N1)2009のタミフル耐性についての報告がありました。
昨年度は日本や、WHOの発表ではタミフル耐性インフルエンザは0.1%未満とのことでしたが、今年のオーストラリアでは13.5%程度のタミフル耐性が認められ、そのうちの40%はタミフルを内服したことがなく、治療する前よりタミフル耐性インフルエンザが流行した可能性がありました。またタミフル耐性インフルエンザはリレンザやイナビルには効果がありましたが、点滴剤のラピアクタは効きにくくなるという特徴があります。今冬はこのタミフル耐性のインフルエンザが日本においても流行することも考えられ、注意が必要かと思われます。
また抗インフルエンザ薬で治療開始して3日目でも症状に関係なく、鼻汁からインフルエンザウイルスが検出され、投与4〜5日目でようやくウイルスは検出されなくなるという発表がありました。治療して3日目では症状に関係なくまだ感染力は保たれている
ということがわかりました。したがって感染拡大予防の立場からは治療開始後少なくとも4日は経過し、2日以上解熱してから保育所や幼稚園、小学校などの集団生活は開始することが必要と思われました。

Dr.sugita一言コメント

子どもは熱が下がるとすぐに元気になり、安静にと言っても退屈してしまいますが、元気だから大丈夫と思い保育所や幼稚園、学校へ行かせてしまうと、そこで周囲に感染を広げてしまいます。そこから次に感染した子どもが重症化したり、肺炎や脳炎になったりして
不幸な経過をたどることもあります。インフルエンザは感染力が強く重症化することもあることから、地域的にも感染予防をしっかりとしなくてはいけません。保護者の皆さまは、感染力が無くなるのを待ってから集団生活に戻すようにしてあげてください。

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