狂犬病
日本国内では1957年以降、狂犬病の患者は出ていませんが、2006年に横浜で狂犬病の患者が発生しました。この方はフィリピンで飼い犬にかまれ、狂犬病ワクチンを接種しなかったため、狂犬病を発症しました。狂犬病は狂犬病の犬にかまれたために起こるもので、発熱、恐水発作(飲水できない)、興奮症状があり、発症すると1OO%死亡する病気です。現在日本では狂犬病はありませんが、タイ・中国・フィリピン・インドやインドネシアなどのアジア各国では見られています。犬だけでなく、ネコ・さる・ごうもりなどの動物からも感染します。

最近はお子様連れでの海外旅行へ行かれる方が増えています。かわいいからといって、犬などの動物に近づかせないようにしてください。もし、かまれた場合は現地の医療機関を受診されるようにしてください。また帰国後もすぐに狂犬病ワクチンが打てるような医療機関を受診するようにしましょう。