大阪府茨木市の小児科医院「すぎた子どもクリニック」。

最新学会情報

新型インフルエンザ

現在流行中のインフルエンザの99%がH1N1新型インフルエンザです。本年7月より現在まで約600万人が罹っています。ここ1週間で150万人の方が発症しています。今までは10歳から15歳で患者が最も多かったのですが、最近は患者の低年齢化が見られ、10歳以下の患者が増加しています。それに伴い年少児での重症例や死亡例が増えています。

また季節性インフルエンザに比較すると、肺炎が多く、重症例の多くも肺炎合併例でした。短時間のうちに症状が悪くなり、人工呼吸器が必要となる例が多く見られています。インフルエンザ性肺炎の治療に必要な人工呼吸器を持つ施設は限られており、今後の流行次第では現場に混乱が起こる可能性があります。予防策として地域で診療所や病院が連携して患者の受け入れ態勢を整備しているところもありますが、残念ながら茨木市を含む大阪府ではその対応が充分とはいえない状況です。

一方、脳症・脳炎の患者も少なくはありません。8歳の患者数が最も多く、季節性インフルエンザと比較すると年齢が高くなっています。治療が進み、かなり致死率が低下してきていますが、まだまだ怖い合併症です。肺炎と共に早期発見・早期治療が重要となります。

重症化を防ぐため抗インフルエンザ薬を早期に使用するようにと新聞やテレビで報道されていますが、本当に重症化を防ぐ事が出来るのでしょうか。
その答えは“いまはまだわからない”ということです。
日本ではインフルエンザの簡易検査はほぼどこの医療機関でもでき、死亡者数が諸外国より少ないことから、抗インフルエンザ薬を早期に使用する効果はあったのかもしれません。しかし一方では抗インフルエンザ薬を早期に使用したにもかかわらず重症となり、死亡した方もあります。米国ではインフルエンザの治療の原則は安静なのです。重症化するリスクのある患者だけ抗インフルエンザ薬を使用していて、ほとんどの患者はそれで治っています。国により事情は違うかもしれませんが、やはり、今後のデータが集まらないと結論が出ないようです。

Dr.sugita一言コメント

新型インフルエンザについて、日本国民はマスコミの情報に踊らされている気がします。インフルエンザは基本的に自然に治る病気です。数年前までは簡易検査や薬などなく、自宅安静をして過ごしていました。重症化する例もありますが、ほとんどの患者様は治っていくものなのです。過剰な情報に振り回されず、公的機関のHPなど正確な情報をとり、冷静に判断・行動していただければと思います。

重症例については早期発見・早期治療が重要ですから、肺炎なら呼吸が苦しい、ぜいぜいしている、顔色が悪いなど、また脳症・脳炎では異常な言動が続いたり、ボーっとしたり、意思疎通が取れない、それらの症状がだんだんひどくなる、興奮状態である、けいれんがあるなどの症状が出た場合はすぐに受診してください。しっかりと受け応えができ、呼吸もつらそうな事がない、顔色も青白くない、水分や食事もそこそこ取れているのであれば、熱が出たからといってすぐに救急病院を受診する必要はなく、かかりつけの医療機関を受診してください。

救急病院等をすぐ受診したほうがいいかどうか判断が付かない場合は当院のドクターホットラインまたは小児救急電話相談(06−6765−3650、NTTのプッシュ回線の場合は♯8000)にご相談ください。

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