大阪府茨木市の小児科医院「すぎた子どもクリニック」。

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ノロウイルス感染について

ノロウイルスは毎年冬になると流行しますが、大流行した2006年では全国で300万人近くのお子様が感染しました。以前は特定された食品からの感染が有名でしたが、近年は感染者の手から食物にウイルスが付着した食物を食べて感染した例が多くなっています。具体的には、素手で触れることが多い食品、寿司、刺身、サンドウィッチ、レバー刺し、ささみの刺身などがあげられます。

ノロウイルスは少ないウイルス量でも容易に感染し、糞便や吐物の接触だけでなく、吐物のしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことでも感染が起こるため、その取り扱いには充分注意が必要となります。取り扱う時は手袋やマスクを使用し、消毒薬としてはアルコールは効果が無いことから次亜塩素酸(ハイター)を使用します。アルコールしかない場合はウイルス量を減らすため少なくとも3回以上はふき取ってください。

またお風呂から感染することもあるため、症状が強い時は入浴を控え、症状が治まれば体に付いているウイルスを落とすために入浴してください。ただし、お湯を汚染することがあるため、最後に入るなどの工夫が必要です。

Dr.sugita一言コメント

学校の廊下で嘔吐したことで、学校内で集団感染した事例もあります。下痢にも注意が必要ですが、嘔吐は突然出ることが多いこともあり、吐物の取り扱いには充分気をつけてください。 ノロウイルス感染では最初に嘔吐が出てくる症状が多いので、流行期(11月から12月頃)の、特に周囲での流行がある時に食欲がなかったり、下痢があったりする場合は嘔吐に気をつけ、すぐに対応できるように手袋やマスクを用意していたほうが良いかもしれません。

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